暫くすると本数を増やしても大丈夫になってきて、3本目も楽に入るようになった。
必死に耐えていたディーノだったが、殊更丁寧に愛撫されてもう息も絶え絶えだ。
傷つけないようにしてくれるのはわかっていたが、通常ならとっくに貰える熱が来なくて。
精神的に焦らされているようだった。

「は…ぁ、も…いいから…」
「そう?でもやっぱり狭いね。止めておこうか?」
「ぅー…、こんな所で止めたら、オレが困る…」

もじ…と膝を擦り合わせるのにディーノが物足りなくなっているのを悟る。
行為を初めてしまえば途中で止まる事なんてないから、中に感じないと足りないのだろう。
すっかり自分に慣らされた身体に、ぺろりと唇を舐めると。
恭弥は指を抜いて己自身を取り出す。
そのまま、ひょい…と両足を抱えてディーノの身体を浮かした。

普段ならそんな体制で持ちあがる事もないのに、今は楽々と言った風だ。
後ろに当てがわれるすでに十分に硬い熱に、びく…と腰が震えた。
先端を少しずつ埋めていくと高い嬌声が響く。

「あ、ぁァ…!…んぅ…っぁぁ!」
「やっぱり…狭いね」

しかし柔軟性があるのか、キツくて痛いという程ではないようだ。
ローションでたっぷり濡らしたし、充分解したのも功を奏しているのだろう。
これならいけそうだ、と判断すると、浮かせたまま留めていた身体を自重に任せて降ろしていく。

「ひぅ…ぁ、んン、は…っくぅ…」
「ん、ん…、く…狭いけど…変わらない、な…」

内部の感触は覚えのあるもので、絡みつく心地良さに恭弥は陶然と口端を上げる。
肩越しに表情を窺うと、溜まっていた涙がぽろぽろと頬を伝い。
開いた唇から何度も浅く息が吐かれる。
苦しげな様子に「痛い?」と聞くと、すぐに、ふるふると頭が振られた。

「いた…く、な…けど…、んっぁは…っく…、何か…いっぱぃ…で」
「確かに…、隙間がないくらいだね」

ぴっちりと吸いつく内部に動く猶予がなさそうだ。
緩むものかな…?と暫く動くのを止めて、挿入の衝撃に萎えていたディーノの前に触れて。
片手でシャツをまくり、胸の突起も弄って愛撫をすると、顎が上がり首が仰け反った。

「ぁ、ァ…ふぁ…、んぅ…は、く…」
「あぁ、…気持ち良くなれば大丈夫かもね…」

自身と胸の刺激にビクビクと反応し、その度に内部はヒクついて。
力が抜ける瞬間は圧迫が緩む。
暫く愛撫を続けて、すっかり声が蕩け出した頃を見計らい、恭弥は腰を揺らした。

「ひぁ…っ、ぁっあ…、は…ふっ、ぁん」
「ん…大丈夫そう、…良い所は同じかな…」
「…っ!ぁぁっ…あっ、や…ダメ、…ぁぅっ」

ぐちゅりとローションが滑り内部を抜き差しする。
自身への愛撫を止めて両足を持って浮かせ、間を埋めるように上下に律動すれば、感じている甘い声が聞こえた。
知っている中のしこりに先端を押し付けると更に高く喘ぎ、身悶える。
やはり内部の快感を覚えていて、敏感に感じているようだった。

(これなら…あれもできるかな)

すっかり自分に身を預け感じているディーノに舌舐めずりして。
恭弥はふいに後ろから両膝の下に腕を回して、ぐい…と持ち上げる。
そのまま浮遊感に見舞われるのに、ディーノは悲鳴じみた声を上げた。

「ひ…、ぁっ…なに…ぁっ、あぁ!…恭…やっ…降ろし…てっ」
「凄い。深いね…」

ディーノを抱えて立ち上がるのに、接合部は思い切り体重がかかり、かつてない程深く潜り込む。
相当体重が軽いので抱き上げるのも苦では無いが。
奥へ入り過ぎた衝撃でディーノはぶる…と、震えて達してしまっていた。

「ぁっんん!は…っく…、んぁァ…!!…」
「…、ちょ…と、あんまり締めない、で…っぅ…く」

その締め付けに興奮に満ちていた恭弥も堪らず息を詰めると、最奥に入ったまま中に吐き出してしまった。
奥に放たれる熱い液に、達して過敏なディーノの身体はヒクヒクと痙攣する。
息を整えながらも恭弥は少し歩んで、ベッドの足もとへと移動する。
歩く振動で内部が蠢き、絶頂に脱力しそうになっていた身体がまた強張っていた。

「や…ぁぁ、…も…降ろして…」
「…は、…く…。ふぅ…、ダメ…これをしたかったんだから」
「…何…?」
「ほら、前を見て?」

抱えられたまま後ろ手に恭弥の手に縋るしかない心もとない格好に、泣き声で言うディーノに恭弥は小さく笑んだ。
そして促されるままディーノが目を開けると。
そこにはベッド近くの備え付けの鏡台があって。
今の状態をまざまざと映し出していた。

「〜〜〜っ!!な…、やっ…やだっ…離して、…ヤ…!…ぁっぁ!」

達して濡れたディーノ自身。
後ろから足を広げられ、内部に納まる恭弥と、接合部から滲む白濁と。
シャツは上にまくられて胸から下全て曝け出し、頬を染めて感じ入った顔が鏡に映っていて。
ディーノはどうしようもない羞恥で顔を真っ赤にして、逃れようと身じろいだ。

「っ!暴れない、で…落ちる…」
「だって、こんなの嫌だ!…や、降ろせ…!?ぁっ、はぅ…ぁぁ!」

じたじたと暴れる足を抱え、恭弥は舌打ちすると腰を突き上げて接合部を蠢かす。
中を擦られると、びくんと身体が強張り、ディーノの抵抗は弱まった。
その隙に足を抱え直して鏡台の縁に足をかけさせ少し体重を分散すると。
激しくずくずくと抜き差しを始める。

「っ!ひぁっ…、ぁっあァ…ンッ、やぅ…恭弥っ…、止め、てっ」
「嫌。こんな体位…二度と出来ないもの。しっかり味合わせて貰うよ」
「やぁ…だぁ…っ、ぁっん…はぅ…、ひゃ…ぁぁっ」

全身を鏡に映して、繋がっている所もしっかり見えて。
ディーノの全てを眺められる格好に恭弥の興奮も最高潮だ。
先に出した精が抜き差しする度に己自身に絡みつき、いやらしく後ろを出入りしている。
仄かに赤く色づいた後孔はヒクヒクと引くついてモノを飲み込んでいて。
その上で揺れるディーノ自身も先走りと白濁に塗れて、たまらなく卑猥だった。

しかも身体の所為かいつもより過敏になっており、更に声も高くて押さえられないようだ。
この状況に熱くならないわけがない。

「んっ…、気持ち良くて…堪らないな…」
「ぁぁっ…ぅ、やァ…、はっン…、ふ…くっぅ…んんっ」
「やだって言ってるくせに、触ってないのに前が反応してるよ?」
「は、…ぅ…知らな…」
「見てごらん…ディーノ…。僕たちの繋がってる所。あなたの大好きな僕が、入ってる所を…」

何度も前立腺を擦りながら突き上げて、快感に溺れて行くディーノに、恭弥は耳元で低く囁いた。
そんな声にも感じて、ぼう…と従い瞳を開けると。
広げられた両足の間に、愛しい恭弥自身が行き来しているのが視界に納まって。
全身が熱くなるのを感じた。

「っぁ…、きょぉ…やの…、オレの中、に…ぁっぅ…」
「そう…、美味しいでしょう?こんなに深く飲み込んで…」
「んっんぁ…おいし、…ぁん…、恭弥…ァ…、気持ちぃぃ…っ」
「ふ…、可愛い。やっぱり、同じだね…」

溺れ切った後は素直に快楽を甘受し欲しがる身体は、小さくなっても自分のディーノで。
身悶えて声を上げる彼を愛しげに見つめた。

「ふぁぁっ…ん、もう…ダメ…、恭弥っ…オレ、…イっ…く」
「ん…一緒にイこうか…」

身体ごと揺さぶって抽送するのに限界に満ちた声が上がり、恭弥は焦らす事無く追い上げていった。
最奥をぐりゅ…と抉ると一際高く声が響き、ディーノは小刻みに震えて少し薄まった白濁を吐きだした。
それに促されて恭弥も中に達する。

「!…っぁっ…、ァー…っ!…んっぅ…はぅ」
「っく…、熱くて気持ちいい…」

(それに…堪らない眺め…)

弛緩してビクビクと震えるディーノをしっかりと抱きしめ、恭弥は前の鏡を見つめて艶笑する。
力なく両足を広げて、濡れそぼった下肢を晒して。
自分に全てを預けて蕩け切った顔を見せるディーノが愛しくて。
写真にでも納めておきたい…と、恭弥は更なる欲求を起こしていた。

「…まだ出来るよね」
「っや…、も…無理、むり…だって…ぁっ、きょ…やっあぁ!」

ふるふると頭を振り拒否する相手に、恭弥は容赦なく揺さぶり始める。
このまま気を失うまでシて、その後なら存分に撮影出来るかな。
そんな思いを浮かべながら恭弥は嫌がる身体を抱き込んで、ぬるぬると中を動かした。
どうせ言ってるだけですぐに抵抗はなくなるだろう。
ここまで快感に従順に慣らしたのは僕だ。嫌がっているのは表面だけ。
…身体の方が正直なのだから。



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2009.11.17


久々に馬鹿なエッチだけ話(笑)仔ディノが苦手な方には優しくない感じです。
ほとんどいつもと変わらない感じになってるので、大丈夫だとは思うんですが…(笑)
ずっとやりたかった背面座位+鏡プレイ!…座位ではなく立位になっていますけども(笑)
小さくて苦しいってゆーより、感じて貰う方が好きなので、むりやり感覚だけは残しています。ふはは。
書き殴りで何にも意味がないエッチですが…、こーゆうのは楽しいなぁ(笑)
つかタイトル的に仔ディノにする意味なくないか(笑)